申命記4章9節「ただ、あなたはよく気をつけ、十分に用心し、あなたが自分の目で見たことを忘れず、一生の間それらがあなたの心から離れることのないようにしなさい。そしてそれらを、あなたの子どもや孫たちに知らせなさい。」
わたしの両親は、私がまだ小学生だった時にイエス様を信じてクリスチャンになりました。兄と私がその先に日曜学校に行きはじめ、近所の方がポストにトラクトを入れてくださったのがきっかけで、教会に行き始めたそうです。
父はとことん優しく、母はとにかく一生懸命、そんな両親が救われて私たち家族の教会生活が始まりました。
私は赤ちゃんの時からアトピー性皮膚炎で、両親、特に母は相当悩み苦しんだようです。人から聞いて良いということは何でもやった、どこまでも行った、そんな感じでした。私は傷つくことを言われたこともありますし、少し大きくなってからは試験の時には皮膚炎がひどくなり、かゆくてかゆくてガリガリと手や足を掻きむしりながら勉強したことや、希望する進路に進めないこともありましたが、それほど思い煩うこともなく成長させていただきました。神様の憐みと備えがあった、両親や兄弟姉妹の祈りがあったからだと思います。
中学生になった私は信仰からも教会からも遠ざかってしまいました。牧師先生や両親、兄弟姉妹が私のために祈り続けてくださったことに心から感謝します。特に母は、祈りながら忍耐をもって、私が嫌な顔をしても「教会に行こう」と声をかけ続けてくれました。そしてある時、私の18歳の誕生日まで断食をもって祈ろう、と秘かに心に決めてそれを実行してくれました。その時は何も知りませんでしたが、後で知り、ただただ感謝しました。
いつものように誘われて、「まあ、たまには行こうか」くらいで行った集会で、聖霊様が働いてくださり、私は救われました。何かわからないけど涙が出て、泣いていたら、ボーマン先生が「祈りませんか」と声をかけてくださり、不思議と素直に「はい」と前に出て祈り、導かれるままに罪を告白し、イエス様を信じて救われました。18歳の誕生日の前日のことです。神様は素晴らしい! 感謝します!
「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」 使徒16章31節
神様は母の祈りに答えてくださいました。牧師先生はじめ兄弟姉妹の祈りにも心から感謝します。
あれから43年余り、今もイエス様を信じて、日々神様とつながっていられること、本当に嬉しく、ありがたく、感謝です。
父は七年前に天に召されましたが、母は今も元気で一緒に教会に集っています。今も毎日私たちのためにも祈ってくれています。祈りの課題があれば、伝えて、そしたら必ず祈ってくれることが分かっています。
私も子供たちやその家族のために日々祈っています。小さな祈りです。もっと祈らないとと思いながらも祈れない、それでも、毎日祈っています。
「しかし、愛する者たち。あなたがたは自分たちの最も聖なる信仰の上に、自分自身を築き上げなさい。聖霊によって祈りなさい。」ユダ20節
教会に集っている婦人たちで祈りの課題を共有し、祈りの輪を回していますが、主な課題は子供や孫たちの成長と救いです。以前の私のように、子供たちが祈られていることを知らなくても、祈ってくれる母親の存在はありがたいものです。後になってそのありがたみがわかることもあるでしょう。なかなか応えられないと感じて祈りに力が入らなくなる時もありますが、あきらめずに祈り続けたいと思います。そして、機会を生かして神様の素晴らしさを伝えていきたいと思います。
私の救い主、きよめ主、助け主、導き主、慰め主…全ての全てなる主を心から賛美します!
R・I